福岡では、2023年も2月から菜の花の開花が始まりました。鮮やかな黄色の花をつける菜の花は、桜と同じく「春を告げる風物詩」として愛されてきた花です。
実は、菜の花はアブラナ科の野菜であり、小松菜やチンゲンサイの仲間です。花を見て楽しむだけでなく「春の香りを味わえる食材」としても、昔から重宝されてきました。
日本人にとって親しみ深い植物である菜の花を、ぜひ2023年の春も観に行ってみませんか。福岡で人気の「菜の花畑」をご紹介します。
菜の花の開花時期はいつからいつまで?
菜の花見頃時期 | |
早咲き | 2月〜3月 |
遅咲き | 3月〜4月 |
福岡の菜の花のシーズンは比較的長く、2月上旬から〜4月中旬までと、春先にかけて長く楽しめるのが特徴です。暖かくなってきた行楽日和の頃合いに、多くの人が菜の花の絶景スポットを訪れます。
また桜の開花とちょうど同じタイミングなので、桜と菜の花の見頃を同時に楽しめるのもポイントです。
福岡県内の場所によっては「早咲き菜の花」と「遅咲き菜の花」の2種類を植えている所もあり、シーズンの間はたっぷり楽しむことができます。
福岡で菜の花畑が絶景の名所
海の中道海浜公園(西戸崎)
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名称 | 海の中道海浜公園 |
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時期 | 2月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-25 |
アクセス | GoogleMap |
博多湾と玄界灘の2つの海に囲まれた海の中道海浜公園は、広大な敷地面積を誇る自然豊かな福岡市内にある国営公園です。綺麗に手入れされた園内では、ネモフィラやバラなど、1年を通して季節の花を楽しめます。
菜の花は「早咲き」と「遅咲き」の2種類が植えられているため、2月から4月にかけて長く鑑賞できます。
海の中道海浜公園はほかにも、カピバラやカンガルーと触れ合える「動物の森」や全長12kmのサイクリングコースを回る「レンタサイクル」などもおすすめです。
のこのしまアイランドパーク(能古島)
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名称 | のこのしまアイランドパーク |
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時期 | 2月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県福岡市西区能古島 |
アクセス | GoogleMap |
福岡市の博多湾に浮かぶ小さな島「能古島」の中心にあるのが、のこのしまアイランドパークです。コスモスやひまわりなど、1年を通して季節の花畑を鑑賞できます。
菜の花畑のバックには、青い海が一面に広がります。菜の花の「黄色」と博多湾の「青」が織りなすコントラストは、思わずうっとりする程の絶景です。
のこのしまアイランドパークへは、福岡市西区姪浜からフェリーで10分ほどかかります。いつのお出掛けとは少し違った、非日常感が味わえます。
入園にはフェリー代片道230円、入園料1,200円がかかります。能古島から見渡す景色は忘れられない思い出になるでしょう。
椿市地域交流センター周辺(行橋市)
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名称 | 椿市地域交流センター周辺 |
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時期 | 3月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県行橋市長尾494 |
アクセス | GoogleMap |
福岡県行橋市にある、椿市地域交流センターの周辺では、菜の花の絶景が味わえます。約1,000万本の数を誇る菜の花畑は、まさに黄色い絨毯のようです。
周りが豊かな山に囲まれており「黄色と緑」のコントラストは、息を呑むほどの美しさです。のんびりとした時間が流れ、穏やかな気持ちで菜の花と触れ合うことができます。
毎年4月の第1日曜日には「菜の花まつり」が開催され、参加型のイベントや菜種油を活用したフードの販売など、福岡県内外から多くの来場者で賑わいを見せます。
2023年の「菜の花まつり」開催は未定です。
西郷川花園(福津市)
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名称 | 西郷川花園 |
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時期 | 3月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県福津市津丸478−1 |
アクセス | GoogleMap |
西郷川花園は休耕田を生かした、知る人ぞ知る福岡の菜の花の絶景スポットです。ほかにもコスモスやひまわりなど、1年を通して季節の花を楽しめます。
西郷川花園では約100万本もの菜の花が植えられており、近くには一息つくのにぴったりな東屋が置かれています。のどかな風景を味わいながら、のんびりとした時間を過ごせます。
園内は24時間無料で、さらには駐車場も無料で利用できます。福岡からなるべくお金をかけず、お得に菜の花を楽しみたい人にはおすすめです。
なの花の道(古賀市)
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名称 | なの花の道 |
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時期 | 2月中旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県古賀市筵内 |
アクセス | GoogleMap |
福岡で約500万本もの菜の花が一面に広がる様子は、その名の通り「なの花の道」にぴったりの風景です。
また菜の花と同じく、春の風物詩である「鯉のぼり」も園内に飾られます。菜の花の絨毯の上を、気持ちよさそうにスイスイと泳ぐ大きな鯉のぼりの姿は、まさに日本の伝統的風景です。
毎年3月には「なの花まつり」が開催され、福岡の地元農産物や体験イベントで賑わいます。同時開催のウォーキングイベントも、暖かくなる春先には人気です。
2023年の「なの花まつり」開催は未定です。
筑後川(久留米市〜朝倉市)
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名称 | 筑紫川 |
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時期 | 3月上旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県久留米市筑後川河川 |
アクセス | GoogleMap |
福岡だけでなく佐賀や大分にまで流れる筑後川は、九州最大の川です。そんな筑後川の河川敷では、およそ20kmにも渡って菜の花が鑑賞できます。
川沿いをどこまでも続いていく菜の花の絨毯は、うっとりするほど幻想的です。特に福岡筑後川のシンボルとも言える真っ赤な「片の瀬橋」付近は、インスタ映えスポットとして人気です。
一面に広がる菜の花畑ですが、菜の花以外には何もありません。トイレや飲み物等は事前に確認しておくことをおすすめします。
紫川(北九州市)
名称 | 紫川 |
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時期 | 3月中旬〜4月上旬 |
場所 | 福岡県北九州市小倉南区 |
アクセス | GoogleMap |
福岡県北九州市を流れる紫川の川沿いでは、今町河畔公園から篠崎大橋にかけて、およそ1kmにも渡って菜の花が咲き誇ります。
川沿いの小道はのどかで気持ちがよく、菜の花の季節になると、近隣の住民から「散歩コース」として福岡で長年愛されてきました。
川沿いに続く桜並木も、菜の花と同じタイミングで見頃を迎えます。桜のピンク、菜の花の黄色、キラキラと光る小川が一体となって作り出す風景は、穏やかな春の訪れを感じられるでしょう。
遠賀川(遠賀郡)
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名称 | 遠賀川 |
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時期 | 3月下旬〜4月下旬 |
場所 | 福岡県遠賀郡水巻町猪熊 |
アクセス | GoogleMap |
北九州市を流れる遠賀川では、春になると川沿いがたくさんの菜の花で賑わいます。
レトロな風合いが可愛いらしい筑豊電鉄が、菜の花の絨毯を颯爽と走り抜けて行くのどかな風景は、思わず心を奪われます。シャッターチャンスも多く、福岡では写真家たちから人気のあるスポットです。
菜の花畑の向こうには、雄大な福智山系が広がっています。遠賀川で菜の花が咲き誇る土手をゆっくりと散歩して、心も体もリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか。
福ふくの里(糸島市)
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名称 | 福ふくの里 |
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時期 | 2月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県糸島市二丈福井6336 |
アクセス | GoogleMap |
地元糸島の新鮮な農産物が直売される「福ふくの里」は、約4万本の菜の花が一面に広がる「菜の花の絶景スポット」として福岡で人気です。
JR筑肥線が菜の花畑のすぐ隣を通っており、菜の花のレールを電車が走り抜けていく瞬間はシャッターチャンスです。
花畑の上に浮かぶ形で設置されている展望台は、まるで「菜の花の絨毯を歩いている」かのような体験ができます。最寄のJR福吉駅から徒歩15分と、福岡市内からのアクセスの良さもおすすめポイントです。
水城跡(太宰府市)
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名称 | 水城跡 |
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時期 | 3月下旬〜4月中旬 |
場所 | 福岡県太宰府市国分2丁目17ー10 |
アクセス | GoogleMap |
水城跡は664年に、唐と新羅からの攻撃を防ぐために築かれた土塁です。周辺には菜の花が植えられており、春になると一面に黄色の絨毯が広がります。
すぐ側の小道には桜並木も続いています。桜と菜の花が同時に見頃を迎える美しさは、まさに福岡を代表する菜の花畑の絶景です。
無料の駐車場も完備しているので、週末のドライブデートや、ちょっと福岡市内から遠出がしたい時におすすめです。
まとめ|福岡の菜の花畑を見に行こう!
暖かくなったら、いつもよりちょっと遠くまで出掛けてみませんか。春の訪れに、福岡で葉の花畑デートはおすすめです。
お弁当や飲み物を持って、ピクニック気分で訪れてみてください。一面に咲き乱れている福岡の菜の花を見ると「春が来たんだなあ」と実感できるでしょう。
地域の方々が大切に育ててくれているので、福岡には無料で解放されている菜の花畑も多く存在します。菜の花を踏んでしまわないよう気をつけながら、穏やかな気持ちで鑑賞しましょう。