今や世界的に有名な博多ラーメンの王、一蘭のルーツを知っていますか?
もったいぶらずに結論からいうと、一蘭のはじまりである「会員制のラーメン店」こそが今回紹介する鳳凛(ほうりん)なのです。あまり知られてはいませんが、福岡のグルメが集まる春吉に知る人ぞ知る名店あり。
通も唸る至極のラーメンをご紹介します。
鳳凛(ほうりん) 基本情報
ラーメン | 鳳凛(ほうりん) 春吉店 |
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食べログ | ★3.49 |
営業時間 | 月~木・日祝 11:00~翌5:00(L.O) 金土・祝日前 11:00~翌6:00(L.O) |
定休日 | 不定休(4ヶ月に1日ほど有) |
系列 | ・筑紫野店・那珂川店 ・長丘店・バンクーバー店 |
春吉の鳳凛(ほうりん)の天神本店に行ってみた
早速、春吉にある天神本店に行ってみました!
清潔感のある店内は、女性お一人様でも入りやすい柔らかい空間です。豚骨ラーメン特有のニオイも少ないので、とんこつ慣れしていない県外の方や海外の方にも喜ばれるお店ですよ。
鳳凛の行き方とアクセス
春吉の店舗の場所は以下になります。
西鉄天神駅から徒歩10分ほどですが、春吉という入り組んだ場所ということもあって、車では行きにくくなっています。近くにパーキングは点在していますが、スムーズにいくには徒歩で向かうことをおすすめします。
鳳凛のラーメンの特徴
早速メニューをチェックすると、基本のラーメンをベースに数種類のバリエーションがあります。
どれもベースのスープは一緒で安心。ラーメン屋で一番不安になるのは、とんこつ・味噌・醤油など、ベースのスープがいくつもあるお店です。逆に一種類のスープの味で勝負しているお店はこだわりを感じることができますし、安心感があります。
らーめん | 650円 |
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味玉らーめん | 750円 |
チャーシューめん | 800円 |
キクラゲらーめん | 750円 |
サイドメニューは飲み物や口直しのアイスを除くと餃子(6個:410円)のみで、この潔さもそそられるものがありますね。
鳳凛(ほうりん)が提供する通常の”らーめん”は、具材は小ネギとチャーシューのみ。シンプルならーめんの中心には鳳凛(ほうりん)の魂ともいえる特製の辛味だれが浮かびます。この辛味だれは量の調整ができますので、注文の際に「多め」「少なめ」など希望を伝えるだけでOKです。
味は異なりますが、ビジュアル、サッパリした品のあるとんこつスープ・・・何か感じるものがあるのではないでしょうか?
ラーメン王!一蘭のルーツ
実はこの鳳凛(ほうりん)、冒頭でも触れたように博多ラーメンの王・一蘭のルーツとなったラーメンなのです。ラーメン通を語るなら鳳凛(ほうりん)を知っておきたい理由がここにあります。
かつて、福岡県小郡の地で、日本で初めてとんこつらーめんに唐辛子を使い「唐辛子入りらーめん発祥の店」として全国的に注目を浴びた、とある名店がありました。
お客様が全国各地から来店し「行列ができる店」としても有名な店でした。しかし、創業者は多忙のため体調を崩し、惜しまれつつも廃業することになりました。
そこで私は創業者と共に、創業者の味を再び復活させようと「らーめん屋鳳凛(ほうりん)」を立ち上げました。
朝まで開店している
春吉という土地は、今泉〜大名の天神地区と、中洲との中程にあります。
そのためシメのラーメンを求めて深夜にもかかわらず多くの人が足を運ぶのですが、この鳳凛(ほうりん)も朝方までの営業をしています。
サッパリとしたとんこつスープはお酒を飲んだ後にも食べやすく、極細面が嫌味なく喉を通ります。まだ訪れたことがない方はぜひ夜の福岡を楽しんだ後に、名店ののれんをくぐってみてください。
唐辛子入の辛子味噌スープがが美味しい
鳳凛(ほうりん)の最大の特徴ともいえるのはやはり特製の辛味だれです。この辛味噌がスープに溶けていくごとに、とんこつスープと抜群の相性を感じさせます。
一蘭の代名詞ともいえる辛味噌だれもここからきていますので、一蘭の辛さが好きだ!という方は絶対に食べて欲しいラーメンです。ある意味洗練されすぎた一蘭の味にはない素朴さを感じることができますよ。
ちなみに筆者がたどり着いた最高の組み合わせはこれです。
1杯目 |
超カタ麺×辛み2倍 |
替え玉 1回目 |
超カタ麺 |
替え玉 2回目 |
カタ麺 (スープが冷えてくるので) |
※私は替え玉2回する派なので、計3玉の麺を食べます!
鳳凛(ほうりん)の店舗一覧
春吉以外の店舗を合わせると、海外の店舗を含め計5店舗展開になります。
公式HP | http://ramenya-horin.jp/ |
系列 | ・春吉店・筑紫野店・那珂川店 ・長丘店・バンクーバー店 |
鳳凛(ほうりん)まとめ
知る人ぞ知る一蘭のルーツである鳳凛(ほうりん)は、博多ラーメンを語るうえで絶対に足を運びたいラーメン屋です。
私の実体験でもありますが、この「一蘭のルーツ」というストーリーは、出張や旅行で福岡に遊びにきた県外の方にめちゃくちゃ刺さります。福岡在住の方でも知らない方も多い逸話ですので、味はもちろん話のネタにもなる鳳凛(ほうりん)をぜひ御賞味あれ!