柳川の名物イベント「白秋祭水上パレード」を紹介します!
2023年11月1日(水)から、今年も柳川市にて「白秋祭水上パレード」が3日間にわたって開催されます。
「白秋祭水上パレード」は、柳川市ゆかりの詩人・北原白秋の命日を偲んで行われる行事です。柳川市の秋の風物詩として愛され続け、今年で71回目を迎えます。
今回の記事は、夜の川下りや打ち上げ花火など、見どころたっぷりの白秋祭についてまとめました。
2023年の開催情報から、周辺の観光情報まで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
第71回「白秋祭水上パレード」開催情報
今年も「白秋祭水上パレード」が開催予定です!
2023年の「白秋祭水上パレード」の基本情報は以下のとおりです。
イベント名 | 第71回白秋祭水上パレード |
---|---|
開催期間 | 2023年11月1日(水)、2日(木)、3日(金・祝) |
実施時間 | 各日とも17:30より開始 |
会場 | 白秋詩碑苑(沖端エリア乗船)~柳川橋(三柱神社周辺下船) |
料金 | 貸切船1艘140,000円(税別) ※2023年は3日間ともすでにキャンセル待ち |
主催 | 柳川市観光協会 |
公式HP | 柳川市観光情報 |
白秋祭水上パレードの魅力・見どころ
白秋祭水上パレードの魅力・見どころを、4つのポイントに分けてご紹介します。
- 船でも沿道からも楽しめる!夜の川下り
- かがり火や提灯、アンドンによる光の演出
- 歌や楽器の演奏も!水上に浮かぶ特設ステージ
- フィナーレを飾る打ち上げ花火
船でも沿道からも楽しめる!夜の川下り
メイン行事は「水上パレード」とも呼ばれる夜の川下りです。柳川市内の川下りコースを、どんこ船で下っていきます。
船の定員は最大16人です。お弁当やビール、鍋などを持ち込み、特別な空間での宴会が楽しめます。船のチケットは即完売する大人気ぶりで、2023年分もすでにキャンセル待ちです。
船上からだけでなく、船が下っていく様子やパレード全体を沿道から眺める形でも、お祭りを満喫できますよ。
かがり火や提灯、アンドンによる光の演出
夜の水上パレードを彩るのは、火や光の演出です。
沿道やどんこ船に飾られる提灯、川岸に焚かれるかがり火、水面に浮かんだアンドンが、暗くなった夜の街を照らします。
水面に映るさまざまな光によって広がる幻想的な雰囲気が、白秋祭の魅力です。
歌や楽器の演奏も!水上に浮かぶ特設ステージ
水上に浮かぶのは、船やアンドンだけではありません。パレードの通り道には、随所に特設ステージが浮かんでいます。
ステージでは、柳川市内の団体によるコーラスや吹奏楽、郷土芸能などが披露されます。特に白秋が手がけた童謡や歌曲のコーラス、伝統的な太鼓演奏に注目です。
フィナーレを飾る打ち上げ花火
白秋祭のフィナーレを飾るのは、盛大な打ち上げ花火です。花火といえば夏のイメージがありますが、秋の涼しい時期に見る花火にも風情があります。
花火を船上から見上げるのはもちろん、沿道から見るのもおすすめです。歴史ある街並みや水面に映る花火とともに、美しい景色が楽しめるでしょう。
打ち上げ花火によるフィナーレのあとは、白秋詩歌苑にて献詩・献酒が行われます。
柳川にゆかりがある詩人・歌人「北原白秋」について
北原白秋さんは幼少期を柳川で過ごしました。
北原白秋は、1885年に熊本県で生まれました。その後すぐに移り住んだのが現在の柳川市です。それから早稲田大学に入学するまでの期間を、柳川の地で過ごしています。
大学在学中から詩人としての才能を発揮し、昭和17年に57歳で亡くなるまで『あめふり』『待ちぼうけ』などの童謡の詩や、童話など数多くの名作を手がけました。
柳川を愛していた北原白秋は、柳川に関する作品も多数残しています。柳川市は、記念館や記念碑などを通して、白秋の作品や人生に触れられるスポットです。
白秋祭と一緒に行きたい柳川の観光名所
白秋祭に行くなら、観光名所も一緒に楽しみましょう!
白秋祭水上パレードを楽しむなら、一緒に柳川の観光名所巡りはいかがでしょうか。おすすめスポットを3つご紹介します。
- 柳川藩主立花邸 御花
- 北原白秋生家・記念館
- からたち文人の足湯
柳川藩主立花邸 御花
名称 | 柳川藩主立花邸 御花 |
---|---|
営業時間 | 10:00~16:00(見学の場合) |
見学料金 | 一般1,000円/高校生500円/小中学生400円 |
所在地 | 福岡県柳川市新外町1 |
アクセス | GoogleMap |
公式サイト | 詳細を見る |
「柳川藩主立花邸 御花」は、江戸時代に柳川藩を治めた大名・立花家のお屋敷です。現在は広大な屋敷を活用し、料亭旅館となっています。
屋敷内は宿泊・料亭エリアと見学エリアに分かれています。宿泊施設や料亭を利用しない場合でも、大広間や西洋館、鑑賞式の庭園「松濤園」の見学が可能です。
「松濤園」を含む敷地全体が国に名勝指定されているので、歴史ある美しい景観をぜひ楽しんでください。
また、柳川名物である「うなぎのせいろ蒸し」が楽しめる料亭もおすすめです。
北原白秋生家・記念館
名称 | 北原白秋生家・記念館 |
---|---|
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人600円/小人250円/学生450円 |
所在地 | 福岡県柳川市沖端町55-1 |
アクセス | GoogleMap |
公式サイト | 詳細を見る |
白秋ゆかりの地・柳川には「北原白秋生家・記念館」もあります。白秋の家は一度火事で焼失してしまいましたが、昭和44年に復元されました。
現在は、北原白秋生家に記念館も併設されています。白秋が残した著書や遺品などの展示品を通して、白秋の生い立ちや人生に触れられる施設です。
白秋祭に参加する前に、記念館で白秋のことをよく知っておくと、さらに楽しめるかもしれませんね。
からたち文人の足湯
名称 | からたち文人の足湯 |
---|---|
営業時間 | 11:00〜15:00 |
料金 | 入場無料 |
所在地 | 柳川市弥四郎町9 |
アクセス | GoogleMap |
詳細 | 柳川市観光情報 |
弥四郎町にある「からたち文人の足湯」は、一度に約70人が入浴できる無料の足湯です。
“文人の足湯”と呼ばれる理由は、北原白秋をはじめとする、柳川ゆかりの文人たちの写真や作品を紹介したパネルを常設している点にあります。
白秋の作品に触れながら、散策で疲れた体を癒やすのにぴったりのスポットです。
まとめ|柳川の秋を彩る白秋祭に足を運んでみて!
白秋祭水上パレードは、白秋の愛した柳川の美しさが体感できるイベントです。
貸し切りのどんこ船に乗れば格別の体験ができそうですが、沿道から眺める水上パレード全体の雰囲気を味わうのもいいですね。
白秋祭を楽しむなら、周辺の白秋ゆかりのスポットもめぐって柳川を満喫したいなと思いました。
2023年の秋は、柳川の秋を彩る白秋祭水上パレードに参加してみてはいかがでしょうか。