福岡は子育てしやすく人気の街です。子育て支援の観点から福岡を深掘りします。
福岡は自然と都会のバランスがちょうどよく、住みやすい街です。
食べ物が美味しい街としても有名で、近年では福岡県への移住を検討する人も増えています。「一度住めば離れられなくなる」という声も多い人気の街です。
本記事では、福岡の中でも特に子育てがしやすい自治体について紹介します。
福岡県全体の子育て支援や、移住や引っ越しの際に子育て世帯が注目すべきポイントについても詳しく解説するので、今後、福岡県への移住や引っ越しを検討している人は必見です!
福岡県の子育て支援制度の特徴
福岡県の子育て支援の概要を説明します!
福岡県では、子ども・子育て支援の政策として「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」が制定されています。
期間は、令和2年度から6年度までの5年間で、基本的方向は以下のとおりです。
① 若者が結婚や子育てに夢や希望を持つ社会づくり
② 子どもを安心して生み育てることができる社会づくり
③ 子どもの健やかな育ちと自立を応援する社会づくり
これらの方針をもとに、福岡県では、若者が結婚や子育てに希望を持ち、みんなで子育てを支え合える社会を目指しています。
ライフステージを「出会い・結婚」「妊娠・出産」「子育て」という3つのステージにわけ、各ライフステージに適した施策が随時推進されていく予定です。
参考:第2期「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」を策定しました – 福岡県庁ホームページ
福岡県の子育て支援制度の特徴
- 「子育て応援宣言企業」数が全国1位
- 『子育て応援の店』推進事業
- 認定こども園が豊富
続いて、福岡県の子育て支援の特徴を具体的に解説します。
「子育て応援宣言企業」数が全国1位
福岡県では、企業トップ自らが従業員の仕事と子育てを応援することを宣言する制度「子育て応援宣言企業」が盛んです。
平成28年には、子育て応援宣言企業の数が全国1位に輝きました。
子育て応援宣言企業では、以下のような取り組みを行っています。
子育て応援宣言企業の取り組み例
- 育児休業中の代替要員の確保
- 育児休業中でも職場とのコミュニケーションが取れる仕組み作り
- 円滑な職場復帰に向けたサポート
- 職場復帰後の勤務時間の配慮
- 男性の育児参加を促進する環境作り
- ノー残業デーの実施
- 授業参観休暇の導入
参考:福岡県子育て応援宣言
このように県と企業が共同して子育てに関する取り組みをおこなっているのは、福岡県の子ども・子育て支援の特徴です。
官民一体となって、子育てをしやすい働き方を推進しています。
『子育て応援の店』推進事業
福岡県では、18歳未満の子どもがいる家庭を対象にさまざまなサービスを提供してくれるお店『子育て応援の店』の推進も積極的におこなっています。
子育て応援の店のサービスを受けるには、あらかじめ「子育て応援パスポート」の登録が必要です。公式HPや「子育て応援パスポートアプリ」、往復ハガキなどを使って簡単に登録できます。
現在、福岡県内で2万店を超えるお店が「子育て応援の店」として登録されており、各店舗が考えたサービスが提供されています。
例えば、粉ミルクのお湯や子ども用のいす、食器の貸し出し、お菓子のプレゼント、割引などです。
平成29年からは、47都道府県で子育て応援のサービスを受けられるようになりました。
認定こども園が豊富
福岡県は認定こども園が豊富にあることも特徴です。令和4年4月時点で福岡県内には118の認定こども園があります。
なお、令和4年4月1日時点で、福岡県内の待機児童数は100人です。
この数は「ふくおか子ども・子育て応援総合プラン」第1期が施行された平成27年度以降で最少であり、令和3年の同時期の待機児童数525人から大幅減となりました。
待機児童数が大幅に減ったのは、認定こども園などの保育所を整備したことで受け入れ可能な児童数が増えたことが理由です。
福岡の子育てしやすい街ランキング10選!
福岡県内の60市町村の中から、子育てをするのにおすすめな街を10箇所紹介します。各自治体の特徴やアクセス、子育て支援についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
福岡の子育てしやすい街ランキング10選!
- 福岡市
- 北九州市
- 那珂川市
- 春日市
- 大野城市
- 筑紫野市
- 古賀市
- 苅田町
- 新宮町
- 久留米市
福岡市
福岡市は、福岡県の県庁所在地です。自然と都会が近い”コンパクトシティ”と呼ばれ、九州最大の都市であり、政令指定都市にも指定されています。令和4年8月1日時点で人口は162万人です。平成29年の調査では、15歳未満の子どもの数は約67万人でした。
政令指定都市の中で人口増加率・人口増加数が全国トップで、ますます成長している都市です。
交通機関や買い物施設などがコンパクトにまとまっており、非常に住みやすいです。福岡県内で便利なところに住みたいのなら、福岡市が最も適しています。
市内には、西鉄電車・福岡市営地下鉄・西鉄バスなどが走っています。特に空港から主要駅の博多駅まで5分と全国的に珍しいアクセスの良さです。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 一時預かり事業
生後6ヶ月〜小学校就学前の子どもの預かりサービス - 福岡ファミリー・サポート・センター
「子育てを応援してほしい人」と「子育てを応援したい人」で構成される共助組織、子どもを預けたり預かったりと地域で助け合いを行う - 子どもプラザ
子どもと一緒に遊んだりほかの親子と交流できる施設、無料で利用できる
早良区には渓谷や畑があったり、南区には福岡市動物園、各区にイオンモールもあります。2022年4月にはキッザニア福岡を併設する、ららぽーと福岡も誕生しました!西区や東区に行けば、キレイな海水浴場もあります。
北九州市
北九州市は福岡県の北部に位置する都市です。政令指定都市であり、県庁所在地でない都市としては全国第2位の人口を有しています。なんと!9年連続で※待機児童0を達成した都市です。※募集人数が子供の人口よりも多いという意味
令和4年8月時点での人口は約92万人で、平成27年の調査では15歳未満の子どもの数は約12万人でした。
7つの区で構成されており、最も人口が多いのは八幡西区、次いで小倉南区となっています。JR、西鉄電車、モノレール、筑豊電鉄、平成筑豊鉄道、西鉄バスなどが走っており、どこに行くにもアクセス良好です。新幹線を使えば15分で博多駅に到着します。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 子どもの医療費助成
0歳から18歳までの子どもの医療費を助成してくれる。令和4年から対象年齢が18歳までに拡大された。 - プレママ準備講座・離乳食教室
産前・産後の保護者に向けて、出産前の準備や離乳食のことについてレクチャーを行う。調理実演も行われる。 - 産後ケア事業
出産後1年未満のお母さんと赤ちゃんを対象にした事業。授乳や沐浴などのアドバイス、育児相談、お母さんの体調管理、母乳ケアなどを行う。宿泊型・通所型・居宅訪問型の3タイプがある
参考:子育て – 北九州市
北九州市は、小倉祇園太鼓や花火大会などお祭り・イベントが多いよ。門司港レトロや恐竜の化石が見れるいのちのたび博物館も子どもに人気!
那珂川市
那珂川市は兄弟が多い家庭、社長が多い家庭が在住する街というデータもあり、子育てに積極的なファミリー世帯が中心の街です。
福岡市の南に位置しています。人口増加に伴い平成30年に那珂川町から那珂川市になりました!
人口は令和4年7月時点で約5万人で、15歳未満の子どもの数は約7700人です。JRや西鉄バス、地域コミュニティバスが走っており、JR博多南駅からは博多駅まで9分で行けます。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- ファミリー・サポート・センターなかがわ
子育ての手助けをしてほしい人(おねがい会員)と、お手伝いができる人(おたすけ会員)による共助組織。送迎や一時預かりをお願いできる。 - ふれあいこども館
就学前の子どもと親を対象にしたイベントや、保護者向けの講座を実施している。中高生向けの学習室としても開放されている。 - すくすくブックタイム
ふれあいこども館で実施されている絵本の読み聞かせ。生後4ヶ月の子どもが対象。無料で参加でき、参加者には絵本のプレゼントがある。
インドア派には図書館やホールがある複合文化施設「ミリカローデン那珂川」、アウトドア派には、中ノ島公園、キャンプ場「五ヶ山クロス」がおすすめだよ。
春日市
春日市は、福岡市のベッドタウンとして栄えています。春日市内にはJRと西鉄電車が通っておりアクセスも良好です。
福岡市内中心部へは10キロほどなので、都会と田舎のバランスがちょうど良く、若い世代に人気の街でもあります。18種類もの大型遊具がある「白水大池公園」も人気です!
春日市の人口は、令和4年7月時点で約11万人、14歳未満の子どもの数は約1万7000人です。また、春日市には福岡徳洲会病院という福岡県内でも大きな総合病院があります。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 春日市子ども応援給付金支給事業
春日市独自の給付金、コロナ禍の長期化で学びや育ちに影響を受けている子どもたちを応援することを目的としている - 子ども食堂
地域交流や居場所づくりを目的として、無料または低価格で食事を提供している - 春日市子育てアプリ 春っこ
アプリで成長を記録でき、動画で沐浴やおむつ替えの方法を確認できる。予防接種の最適な接種日の提案もしてくれる。
大野城市
大野城市は、天神や博多へ電車通勤を利用するファミリー世帯に人気の街です。
福岡市や春日市、那珂川市など多数の市と隣接する自然豊かなまちです。人口は令和4年7月時点で約10万人、15歳未満の子どもの数は約1万5000人となっています。
大野城市内には、JRや西鉄電車、西鉄バスが走っています。福岡市中心部へは電車で約30分ほどの距離です。
子育てママに人気の「大野城まどかぴあ」では、無料の本読みイベントや、映画の上映イベントも開催されています!すぐ近くに大野城イオンがあるのも魅力です。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- こんにちは赤ちゃん訪問
生後4ヶ月までの子どもがいるすべての家庭に助産師・保健師・エンゼルサポーターが訪問し、相談や子育て情報の提供を行う - 小児科夜間・休日救急診療
夜間や休日に発病した場合の小児科救急診療を整備している - 園庭開放
市立保育所の園庭を開放し、親子で遊ぶ場を提供している
大野城市は、住みよい街ランキング1位(※)を獲得したこともあるよ!歴史と自然が残るまちで子育てをしたい人におすすめです。
※シティブランド・ランキング―住みよい街2017―
筑紫野市
筑紫野市は歴史や自然を感じられる豊かな街です。
福岡県の東南に位置する市で、那珂川市や太宰府市、小郡市などと隣接しています。
人口は令和4年7月時点で約4万5000人で、平成27年の調査では15歳未満の子どもの数が約1万5000人でした。
JRや西鉄電車、西鉄バス、地域コミュニティバス「やよい」などがあり、福岡市内中心部へは特急電車を使えば15分ほどで行けます。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 子育て世代包括支援センター
母子保健コーディネーター(保健師・助産師)や子育て支援コーディネーター(保育士)に育児相談ができる。妊娠・出産時の相談も可能。 - つどいの広場「つくしのこ」
保育士が常駐する子育て支援拠点施設で、子どもを遊ばせたり、親子交流、相談や情報交換ができる - ファミリー・サポート・センターちくしの
子育てを手助けしてほしい「おねがい会員」と子育て支援を行う「まかせて会員」が子育てを助け合う有償ボランティア制度、一時預かりや保育所への迎えの依頼などができる
二日市温泉や天拝山など自然と歴史に恵まれたまちだよ。
古賀市
古賀市は「白砂青松」のキレイな海岸線が広がり、市内の至るところを川が流れる自然豊かな街です。福岡県の北東に位置するまちで、福津市や新宮町、久山町と隣接しています。
人口は、令和2年時点で約5万8000人で、平成27年の調査では15歳未満の子どもの数は約8000人でした。
JR、西鉄バス、公共施設等連絡バスがあり、福岡市内中心部へはJRで30分ほどで行けます。九州自動車道の古賀ICがあるため、自動車移動も便利です。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 子育て世代包括支援センター KuRuKuRu
妊娠・出産から乳幼児期までの相談を受け付けるワンストップ窓口 - 産前・産後ヘルパー
市が委託した事業所から派遣されたヘルパーが家事・育児の手伝いをしてくれる。1時間あたり500円で利用可能 - くるサポ訪問(妊産婦さん訪問)
妊娠後期方出産後2ヶ月までの間に、助産師や保健師などの専門スタッフが家庭訪問を行う
古賀グリーンパークや薬王寺水辺公園など自然公園も充実しています。古賀グリーンパークの中には、西日本最大規模のスケートパークもありますよ。
苅田町
苅田町(かんだまち)は、福岡県の北西に位置し、北九州市に隣接しています。「北九州地区」の中のまちの1つです。
人口は令和2年時点で約3万7000人で、15歳未満の子どもの数は約5000人です。JRや西鉄バス、太陽交通(路線バス)、地域コミュニティバスなどが走っており、小倉駅まで30分、北九州空港まで40分ほどで行けます。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 子育てひろば
0歳〜未就学児を対象にした交流の場。相談、情報交換、親子交流ができる - 子育て講座
実際に子どもがいなくても、将来親になる人、おじいちゃん・おばあちゃんも受講できる - 苅田町子育てアプリ「Kanだっこ」
妊娠・出産・育児・予防接種に関する記録ができる。乳幼児検診や子育てイベント情報も届く。
参考:子育て情報|苅田町
34人以下の学級編成や小学校1年生から外国人講師による英語教育が行われるなど、教育にも力を入れているまちです。
新宮町
新宮町は福岡県の北西に位置し、福岡市や古賀市、久山町と隣接しています。
人口は令和4年7日時点で約3万3000人で、15歳未満の子どもの数は約6500人です。2015年の国勢調査では人口増加率が全国1位になるなど、人気が高まっています。
西鉄電車やJR、西鉄バス、地域コミュニティバスが走っており、天神までバスで約40分、JRで博多駅まで約20分ほどです。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- しんぐう子育てサポートセンター
妊娠・出産・子育て期における支援や相談を行っている。サポートは、保健師・助産師・管理栄養士・言語聴覚士・臨床心理士などの専門スタッフによって行われる。 - 地域子育て支援センター(かんがるーひろば)
乳幼児とその保護者向けの交流の場。情報交換や親子交流ができる。 - ファミリー・サポート・センター
子育ての援助を行いたい人(まかせて会員)と子育ての応援を受けたい人(おねがい会員)による共助組織。送迎や一時預かりを依頼できる。
沖田中央公園や人丸公園など、綺麗に整備された公園が多いのも新宮町の特徴だよ。
新宮中央駅周辺にはIKEA新宮店やCAINZなどの大型店舗もあるため、引っ越し時は大助かりです!
久留米市
久留米市は福岡県の南部に位置し、福岡市、北九州市に次いで福岡県内で3番目に規模が大きいまちです。「筑後地方」に該当します。
久留米市の人口は令和3年時点で約30万人で、15歳未満の子どもの数は約4万2000人です。
JRや西鉄電車、西鉄バス、高速バス、地域コミュニティバスなどが走っており、福岡市内中心部までは特急電車で30分ほどです。
子育て支援では、以下のようなことを行っています。
- 久留米市子ども・子育て支援基金
子育て支援や子育てがしやすい環境作りのための支援基金。令和3年6月時点で約8900万円が集まっている。 - 子育て交流プラザくるるん
0歳〜未就学児とその保護者向けの交流広場。妊娠中から利用できる。「あそびのひろば」や「ロビー・絵本コーナー」などがあり子どもを思いきり遊ばせられる - ブックスタート
久留米市内に住む赤ちゃんに絵本2冊が入ったブックスタートパックをプレゼントしている。市内の図書館で赤ちゃんと絵本を楽しむ方法のレクチャーも行っている。
人口あたりの医師数が全国トップレベルで多く、久留米大学病院や聖マリア病院など大規模な病院があるのも特徴です。
福岡の子育てがしやすい街に関するよくある質問
福岡に移住するときの注意点は?郊外で住みやすいのはどこ?といったよくある質問をまとめました!
福岡で子育てしやすい街を探す際によくある質問は以下のとおりです。
福岡の子育てがしやすい街に関するよくある質問
- 福岡に移住するときに気をつけることはある?
- 福岡の郊外で住みやすい街はどこ?
ひとつずつ見ていきましょう。
福岡に移住するときに気をつけることはある?
福岡県に移住をする際は、移住支援制度を上手く活用しましょう。
福岡県の移住、移住後の生活に関する支援制度
- 三大都市圏からの移住
東京圏、名古屋圏、大阪圏から移住をする人が対象。要件を満たす場合、移住支援金の支給を受けられる。 - 移住後の就業・起業支援
移住したあとの就職・起業に関する支援を受けられる - 住まい探しのサポート
家を購入する・改修する・借りる・空き家を探すなど、住まいに関するサポートを受けられる
移住に関する情報や支援制度などは、福岡県 移住・定住ポータルサイトにまとまっています。
福岡の郊外で住みやすい街はどこ?
先ほど紹介した10の街のうち、郊外で住みやすいのは春日市や大野城市です。
春日市や大野城市は、福岡市のベッドタウンでもあるため、子育て世帯が多く、子育て支援や教育制度が充実しています。
また、福岡市や北九州市などに比べて人口が少ないため、のびのびと子育てができるのも特徴です。
福岡市中心部には20〜30分ほどで行けるため、都会と田舎のいいとこ取りな街といえます。
福岡の子育てがしやすい街の選び方・見るべきポイント
子育てがしやすい街かどうか見極めるうえで、街の選び方や見るべきポイントについて知っておきましょう。
子育てがしやすい街の選び方・見るべきポイント
- 児童手当
- 子育て支援センターや地域のコミュニティーセンター
- 子ども医療費助成制度
- 託児所が整っているか
- 治安がよいか
児童手当や子ども医療費助成制度など、実際の制度の中身に触れながら解説していきます。
児童手当
児童手当とは…0歳から中学卒業までの子どもを養育している人を対象にした手当のこと
児童手当は国の制度であり、地域による金額差はありません。当然、福岡県でも国が定めたとおりに児童手当が支給されます。
ただし、児童手当の申請は住んでいる自治体で行わなければいけません。申請が遅れると、遅れた月分の手当が受給できなくなるため注意が必要です。
子育て支援センターや地域のコミュニティーセンター
福岡県内の各市町村には、子育てサークルや交流施設があります。
支援の例
- 子育てに関する講座の開催
- 絵本の読み聞かせ
- 保健師、保育士等による育児相談
公民館やショッピングモールの中で開催されていることも多いため、どこに住んでいても気軽に立ち寄れます。
特に初めての子育てでは、同年代の子どもを持つ親との交流ができる場として人気です。
イベントを行うなど熱心に活動しているサークルもあります。
福岡県内の施設・サークル情報についてはこちらから検索できます。(福岡県にこにこ家族づくりポータルサイト)
子ども医療費助成制度
子ども医療費助成制度とは…子どもが病院を受診した際の医療費の助成制度で、自治体によって対象年齢や助成金額が異なる
熱を出したりお腹を壊したりと、子どもは病院にお世話になることが多いものです。
そんな子どもの医療費を助成しようと、子ども医療費助成制度が各自治体で導入されています。
自治体によって、対象年齢や助成額が異なるためお住まいの地域の制度について確認してみてください。
参考までに福岡市の助成内容を紹介します。
【福岡市の子ども医療費助成制度】
対象年齢 | 0歳から中学3年生の子ども | |
助成額(通院) | 3歳未満 | 自己負担なし |
3歳〜中学生 | 1ヶ月あたり500円まで (1医療機関あたり) |
託児所が整っているか
共働き家庭にとって、子どもを預けられる施設は住むうえで大切です。
福岡県には、下記のような施設があります。
また、体調不良で保育園などに預けられない子どもを一時的に預かる「病児保育施設」の充実具合も確認しておきましょう。
福岡県が運営するポータルサイト「子育て応援広場」では、各市町村の病児保育施設を検索できます。
治安がよいか
治安のよさも住むうえで大事な指標です。
引っ越しの前に、引っ越し予定の地域の治安について調べておくことをおすすめします。
治安の調べ方
- 実際に歩いてみて、人通りの多さや夜の雰囲気、周辺施設などを確かめる
- ネットで犯罪・事故の多さなどを調べる
ネットで犯罪・事故の多さを調べる場合、福岡県警が出している統計や全国読売防犯協力会のサイトが参考になります。
福岡の子育てがしやすい街のまとめ
福岡の子育てがしやすい町について、子育て支援制度や街の住みやすさなどの面から比較しました。
福岡県には、福岡市や北九州市のような大規模都市、久留米市のような中核都市、春日市や大野城市のようなベッドタウンなど、さまざまなタイプのまちがあります。
また、福岡は県や企業が主体となって子育てを行っており、仕事と子育ての両立にも力を入れています。これからパパ・ママになるという人にも優しいまちです。
今後、福岡への引っ越しや移住を検討している方は本記事を参考にして、ライフスタイルに合ったまちを見つけてくださいね。