【2023年開催!】博多どんたく港まつりの日程・ステージ情報について!どんたくの歴史も深堀り

【2023年開催!】博多どんたく港まつりの日程・ステージ情報について!どんたくの歴史も深堀り

博多三大祭りの1つ「博多どんたく港まつり」が、2023年は開催されます。博多どんたくは、200万人の観客動員数を誇る、福岡のみならず九州で最も盛大なお祭りです!

博多どんたくは、1179年から始まった民俗行事「博多松囃子(はかたまつばやし)」に由来する、800年の歴史があるお祭りです。本記事では、待ちに待った「博多どんたく」の楽しみ方をご紹介します。

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博多どんたく港まつりが2023年開催決定!

写真提供:福岡市

2023年は、博多どんたくが開催されます。博多どんたくでは、羽織を裏返した「粋な肩裏(いきなすらせ)」が参加衣装となっており、博多っ子の粋であるとされています。

今年の博多どんたくは、パレードや総踊りへの飛び込み参加が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために禁止となっています。また、一般観覧はモバイルからの参加が推奨されています。

モバイルからの参加方法

モバイルからの参加ができるように、博多どんたくの公式サイトは2022年3月にリニューアルされました。2023年の博多どんたくも2022年に引き続き、モバイルとYouTubeで盛り上がりましょう。

博多どんたくとは”どんな祭り?”どんたくの歴史

写真提供:福岡市

博多どんたくは、840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる、伝統的な民俗行事『博多松囃子』が発祥となるお祭りです。平安時代に京都御所で正月に行われていた宮中参賀が、博多に伝わり松囃子で祝う行事に発展しました。

明治時代や戦時中に何度か中止を経験しましたが、再開後に年に一度の無礼講の行事として年々盛んになりました。博多どんたくは、昭和37年に市民総参加の「福岡市民の祭り」となり、今年で61回目となります。

写真提供:福岡市

どんたくの名前の由来は、オランダ語のZondag(ゾンダーグ、休日の意)が語源だといわれています。現在では、5月3・4日にどんたく隊約650団体・出場者約3万3千人・見物客200万人を迎える、日本で一番のお祭りです。

「半ドン」の語源は半分ドンタク、博多では陽気なお祭りの名前になりました。

2023年博多どんたく開催イベント

写真提供:福岡市

今年の博多どんたくは、飛び込み参加禁止や一般観覧の自粛を推奨するなど、規模を縮小して開催されます。今年は、地元の伝統行事を守ることを主体として、博多松囃子やにしてつ花自動車、パレードなどが実施されます。

2023年の博多どんたくイベント内容
  • 博多松囃子
  • 前夜祭
  • 式典
  • どんたく広場パレード
  • 演舞台
  • にしてつ花自動車
  • 総踊り
  • マーチングフェスティバル
  • 博多駅前どんたくストリート
  • どんたく博多デー
  • 若者ひろば
  • 巡視船「やしま」一般公開

博多どんたくのスケジュールやイベント内容は、毎年変更になります。会場が各地にあり、イベント内容も盛りだくさんなので、情報を集めて計画的に動くのが博多どんたくを満喫するコツです。

博多松囃子

写真提供:福岡市

開催日程 2023年5月3日〜4日(予定)
時間 9:00~17:00(予定)
場所 福岡市内一円

博多松囃子は、国指定の重要無形民俗文化財(※)になっています。博多松囃子は、4つの流れで行われます。博多どんたくでは、パレードの幕開けを飾り、三福神(福神・恵比寿・大黒)と稚児の4流れが市内を祝ってまわります。

松囃子の後ろの行列は、通りもんとよばれます。パレードではしゃもじを叩きますが、昔商家のおかみさんが見事な松囃子を聞いて、しゃもじを持ったまま浮かれて行列に加わったことから始まりました。

国指定文化財等データベース|重要無形民俗文化財|博多松囃子

前夜祭

写真提供:福岡市

前夜祭会場 お祭り本舞台(福岡市役所前ふれあい広場)
開催日時 2023年5月2日

前夜祭は、その年の博多どんたくの開催を祝う、振興会役員・招待ゲスト・どんたく隊・芸能人・来場した市民によるイベントです。前夜祭は、演舞台の筆頭会場の一つとなる「お祭り本舞台」で開催されます。

2022年は前夜祭の参加には無料配布の整理券が必要でしたが、2023年は整理券が必要ありません。整理券の配布もないので、直接会場にお越しください。

どんたく広場パレード

写真提供:福岡市

博多どんたくのパレードは、松囃子やどんたく隊など様々なグループや、にしてつ花自動車などが盛り上げます。音楽隊や踊りやブラスバンドなどが、松囃子の後ろに通りもんと呼ばれる行列で続きます。

パレードの行列通りもんは、例年は誰でも参加できますが、今年は事前に申し込んだ団体のみとなります。

例年の参加者は、約3万3千人となり、参加団体も約650団体と大規模です。観覧の見物客が約200万人となり、国内最大級のお祭りです。

本舞台・演舞台

写真提供:福岡市

2023年博多どんたくの本舞台・演舞台一覧です。

会場 設置場所
お祭り本舞台 中央区天神1-8-1
(福岡市庁舎前広場)
博多駅本舞台 博多区博多駅中央街1-1 (博多駅前広場)
港演舞台(旧港本舞台)
博多区築港本町13-6
(ベイサイドプレイス博多)
博多川水上本舞台 博多区上川端町10-256
(川端ぜんざい広場地先 博多川上)
一丁目本舞台 中央区渡辺通1丁目 (サンセルコ広場)
「博多町家」ふるさと館演舞台 博多区冷泉町6-10
(「博多町家」ふるさと館)
櫛田神社演舞台 福岡市博多区上川端町1-41
西日本シティ銀行演舞台 博多区博多駅前1-3-6
(西日本シティ銀行本店別館)
天神地下街どんたく演舞台 中央区天神2丁目 天神地下街
大丸パサージュ演舞台 中央区天神1丁目4-1
新天町どんたく演舞台 中央区天神2丁目9番
(新天町サンドーム メルヘンチャイム下)
岩田屋三越演舞台
中央区天神2-5-35
(岩田屋本店本館前)
天神ソラリア演舞台 中央区天神2丁目2番43号
(ソラリアプラザビル1F)
中央区演舞台 in 大名ガーデンシティ
中央区大名2-6-50
(大名ガーデンシティステージエリア)
博多区演舞台 博多区博多駅前2-8
(藤田公園)
キャナルシティ博多演舞台 博多区住吉1丁目2
(キャナルシティ博多B1Fサンプラザステージ)
みらいホール演舞台
中央区渡辺通2-1-82
(電気ビル共創館4階みらいホール)
NHKどんたく演舞台 中央区六本松1-1-10
(NHK福岡放送局前広場)
早良区西新演舞台
早良区西新3-1-1
(西新駅北自転車駐車場)
博多どんたく港まつり東区演舞台 東区香椎駅前2-16
(香椎駅前西公園)
博多どんたく南区演舞台 南区大橋1-5
(西鉄大橋駅西口広場)
城南区演舞台 城南区鳥飼6-1-1
(城南区役所東側広場)
西区演舞台 西区内浜1-4
(西区役所駐車場)
ふくぎんどんたく演舞台 中央区天神2-13
(福岡銀行本店中庭広場)
ブランチ博多ユニバーサル演舞台 博多区千代1-2-1
(ブランチ博多パピヨンガーデン)
アイランドアイ演舞台 東区香椎照葉6-6-6
(アイランドアイ)

演舞台では、毎年どんたく隊の歌や踊りに加えてゲスト有名人のコンサートやショーなど、楽しい企画が実施されます。中でも「お祭り本舞台」と「博多駅本舞台」は、有名人の登場確率が高いので要チェックです。

2023年の本舞台・演舞台の開催場所は39か所です。開催期間の2日間ですべての会場を回るには、事前の下調べと計画が必要です。

イベント開催地は例年交通規制されるので公共交通機関の利用がおすすめです!

にしてつ花自動車

写真提供:福岡市

にしてつ花自動車は、博多どんたくの開催期間中に、博多駅から大濠公園までどんたく広場を運行するバスです。なんといっても色とりどりな装飾が特徴で、人気キャラクターや造花で鮮やかに彩られており目を引きます。

にしてつ花自動車は、路面電車に装飾を施した「花電車」が元になっています。花自動車は、1台に1000球のLEDが付いており、専用の発電機が搭載されています。

例年は、花自動車4台で運行していますが、2023年の運行台数は発表されていません。今年は、コロナの終息を願った「ももたろう」と福岡を盛り上げる「ホークス&アビスパ」の装飾で運行します。

にしてつ花自動車の運行状況は、にしてつ花自動車ナビでパソコンやスマートフォンから確認できます。

総おどり

写真提供:福岡市

総踊りは、最終日の夕方に、博多どんたくのフィナーレで実施される催しです。2022年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、飛び入り参加ができませんでした。

例年は、見学者も総踊りに飛び入り参加して、一緒に踊って博多どんたくのフィナーレを盛り上げます。しゃもじを叩きながらの参加は、博多どんたくとの一体感を味わえて、他にはない興奮を味わえます。

2022年に引き続き、2023年も「モバイルどんたく(モバどん)」での配信が決定!

写真提供:福岡市

モバイルどんたく(モバどん)とは、祭りに必要な機能を一体的にパッケージ化したシステムであり、どんたくの公式サイトです。今年は、博多どんたくの観覧自粛推奨が「福岡市民の祭り振興会」から出されています。

自宅から博多どんたくが楽しめるようにと、モバイルどんたくではイベントマップやどんたくプログラム、LIVE配信のコンテンツなどが備わっています。

写真提供:福岡市

また、2022年にはYouTubeの公式チャンネルも開設されており、LIVE配信はこちらから配信されます。モバどんでは、過去写真のアーカイブなどもあるので、博多どんたく当日まではこちらでテンションを上げるのもおすすめです。

まとめ|2023年の博多どんたく港まつりに参加しよう!

2023年は博多どんたくが開催されますが、一般観覧はモバイルからの参加が推奨されています。博多どんたくは、博多駅から天神までの広いエリアを中心に福岡空港にも演舞台が設置されるので、見かけることがあるかもしれません。

お近くの方や参加される場合には、感染対策をしっかり行った上での参加をおすすめします。総踊りの飛び込み参加は、今年はできないので是非モバどんとYouTubeのLIVE配信で、博多どんたくに参加しましょう。

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この記事を書いた人

フルーツと餅菓子とお魚が大好きな食いしん坊です。福岡の美味しい食材に胃袋をつかまれています。いちごと桃とブドウと梨には、目がありません。史跡が多い、福岡の歴史と味覚を発信していきます。

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