宇美八幡宮といえば安産祈願の場所として有名ですが、永い歴史のある放生会は毎年多くの参拝者に楽しまれています。
もちろん露店を楽しみにおでかけするのも良いですが、せっかく行くなら歴史についても少し触れてみませんか?
この記事では宇美八幡宮の放生会の見どころや歴史、アクセス情報について紹介しています。放生会に行こうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
2023年 宇美八幡宮 放生会の開催情報
宇美八幡宮の放生会は例年10月15・16日に開催されています!
2023年に開催される宇美八幡宮の放生会の基本情報は以下のとおりです。
宇美八幡宮 放生会の見どころ
ぜひ楽しんでほしい見どころを紹介!
宇美八幡宮の放生会の見どころを4つ紹介します。
- 江戸時代から続く「奉納相撲大会」
- ずらりと並ぶ100店舗以上の「露店」
- 無形民俗文化財に指定されている「宇美神楽」の奉納
- 保育園児による「浦安の舞」の奉納
江戸時代から続く「奉納相撲大会」
宇美八幡宮の放生会では五穀豊穣、家内安全、牛馬安全を祈願して「奉納相撲大会」が毎年開催されています。
小学生相撲から始まり青年相撲と続きますが、毎年歓声が上がるほどの大盛り上がりです。
宇美町では江戸時代から相撲が盛んな町だったそうで、宇美町に住む人たちにとっては身近なスポーツとして親しまれていました。
しかし、土俵の上にある屋根が白蟻による被害を受け解体を余儀なくされたこと、新型コロナウイルスの影響もあり、ここ3年間は相撲大会は実施されていません。
9月中旬には屋根の再建工事が完了するようなので、3年ぶりに開催されるのではないかと期待が高まっています。
ずらりと並ぶ100店舗以上の「露店」
宇美八幡宮の放生会の名物といえば、100店舗以上の露店が並ぶことが有名です。参道の両側にずらりと並ぶので、普段の宇美八幡宮にはない楽しいお祭りの雰囲気を味わえます。
なかでも、商工会が出店しているからあげが美味しいと有名なので、見つけたらぜひ食べてみてください。
手羽先と手羽元がついた骨付きのからあげで、うま味がぎっしりつまっています。
また、せっかく宇美八幡宮まで行くなら子安たい焼きもはずせません。外側がパリパリの生地が特徴です。
味の種類もあずき餡や白餡、カスタードクリームなどの定番から期間限定の味まで楽しめるので、ぜひお好きな味を堪能してみてください。
無形民俗文化財に指定されている「宇美神楽」の奉納
引用元:http://www.umi-hachimangu.or.jp/about/
宇美神楽は昭和48年に福岡県の無形民俗文化財に指定されました。清楚で神への敬いや慎むさまを表現しているのが特徴の神楽です。
笛や太鼓とともに昔の神話が語られ、上品で優雅な舞を鑑賞できます。
無病息災や子孫繁栄を祈願するために行われる宇美神楽は「御誕生大祭」「子安大祭」「放生会大祭」の年に3回しか見られません。
伝統的芸能である神楽を見ることが少なくなっている現在、この機会にお子さまと一緒に鑑賞してみてはいかがですか?
保育園児による「浦安の舞」の奉納
宇美八幡宮保育園に通う子どもたちによる「浦安の舞」も見ごたえがあります。
そもそも「浦安の舞」とは神をまつるための「巫女神楽」で、神楽のひとつなんだそうです。
1933年に昭和天皇が詠んだ「天地(あめつち)の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」という御製が歌詞になっています。
平和を祈る心の舞を一生懸命に保育園児が披露してくれます。緊張しながらも真剣に踊る子どもたちの表情に、魅了されてしまうでしょう。
宇美八幡宮 放生会の歴史と始まり
宇美八幡宮で放生会がいつ始まったかは定かではありませんが、境内古図を見ると元禄15年(西暦1702年)には放生会が行われていたようです。
境内古図は上田吉勝により書かれたもので、放生池が描かれています。
生きとし生けるあらゆるものの生命の尊さを知り、活かされていることのありがたさを感謝する心を忘れないように、そして五穀豊穣を祈願するために、永く続いているお祭りです。
昔は旧暦8月15日に開催されていましたが、明治に入り新暦となったタイミングで毎年10月15・16日に執り行われるようになったそうです。
実は行事が多い!?宇美八幡宮で開催されている年間のお祭り情報
宇美八幡宮では1年を通して、数多くのお祭りが開催されています。
1月1日 | 歳旦祭 |
---|---|
1月3日 | 恵比寿祭 |
1月5日 | 御誕生大祭 |
2月3日 | 節分祭 |
3月3日 | 雛祭り祭 |
4月中旬 | 子安大祭 |
5月5日 | こどもの日祭 |
7月31日 | 夏越祭 |
10月15・16日 | 放生会大祭 |
11月3日 | 明治節祭 |
11月15日 | 七五三祭 |
12月14日 | 胞衣ヶ浦祭 |
12月31日 | 除夜祭 |
なかでも「御誕生大祭」「子安大祭」「放生会大祭」の3つのお祭りは、宇美八幡宮の3大大祭です。毎年多くの方が訪れています。
また、2022年夏には「うみマルシェ」が開催されました。
宇美町の特産品やアクセサリー、クッキーなどが購入できたり、ライブやご当地ヒーローとの交流などが行われたりしました。
普段の宇美八幡宮では味わえないにぎやかな雰囲気で大盛況だったようです。
宇美八幡宮へのアクセス情報
無料駐車場もありますが、混雑する可能性があるので電車もしくはバスで行くことをおすすめします。当日は車が渋滞することもあります。
JR香椎線 | 宇美駅より徒歩8分 |
---|---|
西鉄バス | 宇美八幡宮前より下車すぐ |
ちなみに駐車場は3か所あり、150台程度が無料で停められます。
駐車場 | 第一駐車場(鳥居に向かって左手) 第二駐車場(歴史民俗資料館隣) 第三駐車場(参道直進180m 宇美小学校前) |
---|
第三駐車場に停める場合は、いったん宇美八幡宮を通り過ぎなくてはなりませんが、歩いて3分程度の距離にあるので遠くは感じないでしょう。
まとめ|五穀豊穣を祈願する宇美八幡宮の放生会に足を運んでみて!
宇美八幡宮の放生会は、古くから開催されています。見どころである相撲は昔から宇美町で盛んだったスポーツ、宇美神楽は無形民俗文化財に指定されていることもわかりました。
ただお祭りに行くだけでももちろん雰囲気を楽しめますが、歴史や背景を知るとまた違う見方ができます。お祭りの意味を知るとさらに楽しめます!
露店での食べ歩きだけでなく、歴史のある相撲や神楽もぜひ楽しんでください。
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